SSL 認証
v3.4.1以降、StarRocks は SSL で暗号化されたセキュアな接続をサポートしています。従来の DBMS への平文接続とは異なり、SSL 接続はエンドポイント認証とデータ暗号化を提供し、クライアントと StarRocks 間で送信されるデータが不正ユーザーに読み取られないようにします。
SSL 認証の有効化
FE ノードの構成
StarRocks で SSL 認証を有効にするには、FE 構成ファイル fe.conf で以下のパラメータを構成します:
ssl_keystore_location:SSL 証明書とキーを格納するキーストアファイルへのパスを指定します。ssl_keystore_password:キーストアファイルにアクセスするためのパスワード。StarRocks は、キーストアファイルを読み取るためにこのパスワードを要求します。ssl_key_password:キーにアクセスするためのパスワード。StarRocks は、キーストアからキーを取得するためにこのパスワードを要求します。ssl_force_secure_transport: SSL 認証を強制するかどうか。デフォルト値:FALSE。この項目をTRUEに設定すると、SSL で暗号化されていない接続はシステムによって拒否されます。
例:
ssl_keystore_location = // キーストアファイルへのパス。
ssl_keystore_password = // キーストアファイルのパスワード
ssl_key_password = // キーにアクセスするためのパスワード
SSL 証明書の生成
本番環境では、認証局が提供する証明書を使用することをお勧めします。
開発環境では、カスタム SSL 証明書を生成できます。SSL 証明書を生成するには、以下のコマンドを使用します:
keytool -genkeypair -alias starrocks \
-keypass <ssl_key_password> \
-keyalg RSA -keysize 1024 -validity 365 \
-keystore <ssl_keystore_location> \
-storepass <ssl_keystore_password>
パラメータ:
-keypass:鍵のパスワード。fe.conf のssl_key_passwordに対応します。-storepass:キーストアファイルのパスワード。fe.conf のssl_keystore_passwordに対応します。-keystore:fe.conf のssl_keystore_locationに対応するキーストアファイルの保存パス。