メインコンテンツまでスキップ
バージョン: Latest-3.4

cos_similarity

2 つのベクトル間の角度の余弦を計算することで、ベクトルの類似性を測定します。この角度はベクトルの方向によって形成され、ベクトルの大きさの違いは無視されます。

類似性は -1 から 1 の間にあります。ベクトル間の角度が小さいほど、余弦類似性が高くなります。

  • 2 つのベクトルが同じ方向を持つ場合、角度は 0 度であり、余弦類似性は 1 です。
  • 垂直なベクトルは 90 度の角度を持ち、余弦類似性は 0 です。
  • 反対のベクトルは 180 度の角度を持ち、余弦類似性は -1 です。

cosine_similarity は、テキストやビデオの類似性を評価するためによく使用されます。

この関数は、余弦類似性を測定する前にベクトルを正規化します。入力ベクトルがすでに正規化されている場合は、cosine_similarity_norm を使用できます。

構文

cosine_similarity(a, b)

パラメータ

ab は比較するベクトルです。同じ次元である必要があります。サポートされているデータ型は Array<float> です。2 つの配列は同じ要素数でなければなりません。そうでない場合、エラーが返されます。

戻り値

[-1, 1] の範囲内の FLOAT 値を返します。入力パラメータが null または無効な場合、エラーが報告されます。

  1. ベクトルを格納するテーブルを作成し、このテーブルにデータを挿入します。

    CREATE TABLE t1_similarity 
    (id int, data array<float>)
    DISTRIBUTED BY HASH(id);

    INSERT INTO t1_similarity VALUES
    (1, array<float>[0.1, 0.2, 0.3]),
    (2, array<float>[0.2, 0.1, 0.3]),
    (3, array<float>[0.3, 0.2, 0.1]);
  2. data 列の各行の類似性を配列 [0.1, 0.2, 0.3] と比較し、結果を降順でリストします。

    SELECT id, data, cosine_similarity([0.1, 0.2, 0.3], data) as dist
    FROM t1_similarity
    ORDER BY dist DESC;

    +------+---------------+-----------+
    | id | data | dist |
    +------+---------------+-----------+
    | 1 | [0.1,0.2,0.3] | 0.9999999 |
    | 2 | [0.2,0.1,0.3] | 0.9285713 |
    | 3 | [0.3,0.2,0.1] | 0.7142856 |
    +------+---------------+-----------+